驚くほど簡単にできるマインドフルネス瞑想
2015/11/06
マインドフルネスを始めるにあたって仏教について学んだり、そのルーツについて考える必要は全くありません。
なぜなら、マインドフルネスは誰でもどこでもただ意識する事でどんな動作に対しても簡単にできるエクササイズだからです。
日常的に生活する上で頻繁に行われている「食べる」や「歩く」という代表的な行為にも、マインドフルネスを意識しながら行う事で、普段感じているストレスを和らげる効果があります。
食べる事で感じられるマインドフルネス
食べるという行為は生き物であれば必ず行われる行為であり、通常毎日行われる必要不可欠なものです。
誰もが食べる事に対して何か特別な感情を持つ事なく、毎日無意識のうちに行われるのが一般的だと思います。
しかしそんな食事の最中に、自分の意識は仕事の事や過去や未来の事などその場にない何かについて考えていないでしょうか。
そしてその結果、「最近なんだか不安や悩みが頭から離れないな」と感じていないでしょうか。
そんな時、本来の食べるという行為に全てを集中させながら食事を摂る事で、他の考えを断ち切る事ができます。
そのためにはます食べ物をしっかり見て、それを口の中に入れてしっかり噛んで味わい、そしてゆっくり飲み込んでそれが食道から胃まで通って行くのを感じてみます。
それらを目を閉じて行ってみても良いと思います。
誰かと会話する事なく、ただ「食べる」という事に集中してみましょう。
そのように、自分の意識が100%食べる事に集中していると、その間は他に雑念を考える事はありません。
それだけではなく、食事に対して「なんて美味しいんだろう」という感覚になってくるのが分かると思います。
また、食べ物をゆっくりと噛んでそれを飲み込むという事に集中していると、自分のお腹がいっぱいになる感覚が鮮明になってくるので、適切な量をだけを食べる事ができます。
このように、食事からのこうした気づきから、マインドフルネスの効果がどんどん理解できるようになってくると思います。
歩く事で感じられるマインドフルネス
歩く時にもマインドフルネスを意識する事で、その瞬間を味わう事ができます。
足の裏を強く意識しながら歩くので、裸足になれる場所であればそれが一番望ましいと思います。
歩く時に意識する事は簡単です。
ただゆっくり「歩く」事を考えるだけです。
これが簡単に思えて、実は少し難しいかもしれません。
なぜなら、たとえ関係のない事を頭の中で考えていても、人間は簡単に歩けてしまうからです。
頭の中では歩く事に集中をしなければいけませんが、人間の意識は無意識のうちにあちらこちらと飛び回ります。
それを自分の意思で今ここに集中させて動作を行う事。
これがマインドフルネスの基本です。マインドフルネスは何かを「する事」ではありません。
そこに「いる事(在る事)」をするだけです。
その感覚を得られれば、食べる事や歩く事以外の全ての動作にもマインドフルネスを取り入れる事ができると思います。
「マインドフルネスはどうやってやるのか分からない」と疑問を持っている方でも、今あなたがいるその場所でその瞬間からでも、マインドフルネスを意識する事ですぐに開始できるエクササイズです。
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