坐禅で不眠・うつ・パニック解消

~必要のないストレスから解放されるために~

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パニック発作を克服するためのカウンセリング体験

      2015/11/06

妻の友人にカウンセラーとして働いている女性がいて、その方が所属している協会の中でかなり有名な先生に診てもらう機会を得る事ができました。

この協会は精神科の病院とは違うので薬物療法の知識等は持っていませんが、あくまでカウンセリング(対話)という形で患者を治していくという方法を行っていました。

ちなみにこの頃の僕は台湾で始めた仕事がうまくいかず、仕事中に過呼吸パニック発作が起こりそうになって何度もトイレに隠れたり、会議に出ることが出来ないので適当な言い訳を作って行かなかったりするなど、いつ仕事が出来なくなってもおかしくない状態でした。

実際にカウンセリングを受けてみると、これは認知行動療法といえるような治療法である事がすぐに分かりました。
例えば、水が半分入っているコップを見たときに、あなたはどのように感じるかという事を聞いた事ある方はいるのではないでしょうか。
「もう半分しかない」と感じるか、「まだ半分ある」と感じるかで同じ状況でも感情が変化するという事です。
つまり、同じ物事でも捉え方を変える事で、ネガティブ思考からポジティブ思考へと変える事ができるという事です。

先生は言いました。
「パニック発作が起こりそうだと言いながら、会社まで行けているではないですか。本当にパニック発作が起こりそうになったら、また同じようにトイレに隠れて、治まったら仕事をするようにしていけば大丈夫ではないですか。今までそうやって何とかやってこられたという事実に自信を持って下さい」という事でした。

さらに続けます。
「あなたは理想が高すぎます。みんなの前で過呼吸パニック発作を起こすのは嫌だと思うから辛いのです。それをみんなに公表する事はできないのですか?その方がプレッシャーから解放されて楽になる事ができますよ」

確かにその通りだと思います。
決して内容が理解できない訳ではありません。

しかし、当時職場には日本人は僕一人しかおらず、もしみんなの前で過呼吸パニック発作が起これば、職場のみんなから「あいつ変わった日本人だな」と思われてしまうかもしれない。
それだけではなく、また発作が起こらないようにするために、みんな気を使って僕に大変な仕事は回さないようにするかもしれない。

そんな状態に満足するようにして、普通の生活を望むのは理想が高いと言われている気がしました。

確かに考え方を変える事で発作が起こりにくくする作用はあると思いますが、今までの経験上パニック発作は本当に急にやってくる事が分かっています。

経験した発作の中には、落ち込んでいる時に「なんか来そうだな・・。あ、どうやら本当に来るぞ・・・。来た!」というように誘発されたかのように起こった事もありますが、そうではなくて楽しい時間を過ごしている時に何の前触れもなく急に起こった事もあるので、自分では全く予測ができませんでした。

そのようにして起こるこの発作に対して、仕事中に恐怖心を抱かない方法は無いと僕は思っていました。
いくら考え方を変えた方がいいと分かっていても、恐怖心を無くす事はどうしてもできないのです。
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マインドフルネスをやってみなさい

カウンセリングの最中に、「またしても自分に対して効果的な方法は無いかもしれないな・・・」と半ばほとんど諦めかけていましたが、良い話も聞く事ができました。
それは、パニック発作の対策としてMindfulness(マインドフルネス)をやってみなさいと言われた事です。

初めて聞いた言葉でした。
それは一体どんなものなのかと聞いたところ、返ってきた答えは静坐(日本の坐禅)と同じような状態を作るという事でした。

実は坐禅は前から興味がありましたが、一度もやった事がありませんでした。
しかし、このような形で勧められたのならば、この際真剣にやってみようという気持ちになりました。

これが僕と坐禅の本当の意味での初対面という事になりました。
それから僕はありとあらゆる坐禅の情報を調べ上げ、本を何冊も購入し、毎日坐禅を行いました。
そして、初めて坐禅を組んだ時には分からなかったような感覚をだんだんと感じるようになり、自分の心を客観的に見られるようになっていったのです。

これらを実践する事によって、自分の人生を劇的に変える事ができました。

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