坐禅で不眠・うつ・パニック解消

~必要のないストレスから解放されるために~

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楽しい事や苦しい事には必ず終わりが訪れる

   

「今いる自分の子供たちとはこれからもずっと近くで成長を見ていけるだろう」
「この嫌な上司とはこれからも毎日一緒にやっていかなければいけないのか」
「自分の言う事を全然聞いてくれない親といつまで一緒に暮らさなければいけないのか」

誰もがきっと、明日は必ずやってきて平凡な日々はいつまでも続いていくと無意識のうちに考えてはいないでしょうか。

不思議な事に、嫌な事でも「今日が最後」と言われると嫌ではなく感じられたり、むしろ思い返してみると中にはいい思い出もたくさんあったと思える事があります。
誰でも無意識のうちに出口の見えないトンネルの中にいると「ここから抜け出したい」と思ってしまい、そう思うと良い面が見えなくなってしまいます。
そんな時、急に「残りあと一ヶ月で終わり」と言われると、長いトンネルの向こう側に微かな光の出口が見えるようになり、今度は悪い面ではなく良い面ばかりが目につくようになります。

考えてみれば、これはとても不思議な現象です。
同じ環境で同じ事をしているはずなのに、考え方ひとつで180度逆の事を考える事があるからです。

死を意識することで今が大切に感じられるようになる

日頃の生活の中で感動も感じなくなり、ただ平凡が繰り返されているだけだと感じていても、急にその“トンネル”の先に光が差し込む事があります。それは、余命を宣告される時です。
この時は、今どんなに辛い事や嫌な事を抱えていても全てを受け入れ、自分の周りの人に感謝の気持ちが湧いてくると言われています。
そして、“明日”はもう来ないのだと理解する事にそれほど時間はかからないでしょう。

今こうしてこの記事を読んで頂いている人にもいつか必ず死が訪れます。
それは30年後かも知れないし3年後かもしれない。それでもいつか必ず訪れます。
でも、あなたはその死を意識して生きているでしょうか。
今日、自分がいつか死ぬのだと頭の中で考えた事があったでしょうか。
今から一週間遡ったとしても、そう考えた事が一度でもあったでしょうか。

僕たちはいつか必ず死ぬ生き物のはずなのに、それを毎日考えたりする事はほとんどありません。
そればかりか、「もっと痩せたい」、「もっと身長が欲しい」、「職場の人間関係が耐えられない」など、必ず明日がやってくる事が前提の悩みを持っている人が多い傾向があります。

もし死を目の前にした時にはこれらの悩みは無意味に等しいです。
最期に抱く悩みの多くは、「あの人に感謝の気持ちを伝えたい」、「あの人とまた旅行に行ってゆっくりしたい」など、生前にいくらでもできる事が多いのです。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏がこんな言葉を残しています。

毎日を人生最後の日だと思って生きていれば、いつか必ず本当にその日になる日は来るだろう。

毎日を人生最後の日だと思って生きる事は、どんな事でも精一杯頑張り、周りの人への感謝も忘れない事です。
また、ぼーっと考え事をしながらなんとなく一日が終わってしまう事もありません。
一分一秒が今日という人生最期の日に残された大切な時間なのです。楽しい, 苦しい, 悲しい, 続く

悩み事はいつか終わりを迎える

今もし悩みを抱えている人がいるなら、それはずっと続かないと考えて欲しいと思っています。
10年前に抱えていた悩みを今でも抱えている人はほとんどいません。
つまり、悩みはいつか消え、また知らず知らずのうちに別の悩みを抱えているのです。

ポジティブな事でもネガティブな事でも、それはずっと続く事はない。

そう考える事ができるようになれば、“あなたのトンネルの先”に微かな希望の光が必ず差し込むでしょう。

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