坐禅で不眠・うつ・パニック解消

~必要のないストレスから解放されるために~

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20、もうがんばらなくていい、そう思う事が克服への一歩でした

      2015/11/06

いつパニックが起こるか分からない状況での生活は過酷なものでした。自分が自分でなくなってしまったような感覚を味わっていたし、またこれと同じ病気の人の気持ちが良く理解できました。

しかし、こんな状況でも気をつけている事が一つありました。
それは、発作が起こっても、それが終わった後は落ち込まないようにするという事です。
なぜなら、自分の周りにいてくれる人に対して迷惑になってしまうと思っていたからです。

パニック発作が起こっても、回復したらまたニコニコしてればいい。
また起こるかもしれないけど、またそれが終わればニコニコしてればいいじゃないかと思っていました。

逆に毎回落ち込んでいたって、誰かがそれに対して助けてくれる訳ではないし、またそう思っているとしても何も変えられないと思っていたからです。

しかし、そのように考えていてもパニックの症状に何の影響もなく、僕の症状が改善される事はありませんでした。

そしてついに、仕事で会議の予定が入っていたにも拘らず会議に出る事ができないという事が起こりました。

会議の当日は、心を落ち着かせるために予定していた時間よりもかなり早めに会議室に行こうとして席を立ちましたが、会議室に向かっている時にパニック発作が起こり、トイレに戻って休んでまた会議室に向かうも同じように発作が起こりトイレに引き返すという事を繰り返して、結局会議の時間に間に合わなくなってしまったので諦める事にしました。

後になって、「仕事が忙しくて手が離せなかった」と説明しましたが、心の中では自分もいよいよ限界だと感じるようになっていました。

もう他に残された対処法は、24時間常にデパス(安定剤)を服用するしかありませんでした。
「これを昼間も飲むのか・・。逆にもし効果が出てしまったら、もう止める事はできないかもしれない」

そう思うと躊躇しました。
この時のデパスを飲むか飲まないかの判断で、これからの人生を大きく左右してしまうかもしれないという恐怖感がありました。

この時期はそんな事を毎日考えていましたが、結局その恐怖感が抜けることはなかったので、僕はデパスを昼間に飲む事は一度もありませんでした。

そして、薬を諦めるという事はこの生活から逃げ出す事を意味していました。
つまり、仕事を退職して療養に専念するという事です。

なぜなら、当時の僕の状況から考えて、仕事を続けながら薬を飲まないで症状が改善していく方法があるとはとても考えられなかったからです。
また、まだ入社して間もない会社だったので、長期休暇をとる事ができないため退職という方法しかありませんでした。

僕の妻、そして妻の家族にも支えてもらいながらなんとか頑張ってきたつもりですが、電車やバスに乗れず、だんだん外にも出られなくなってくるなど普通な日常生活が送れなくなっていたので、退職する事を決断しました。

辞めた後には本当にこれで良かったのか考えていましたが、とにかくこれからは今自分にできる事を精一杯やろうと決めていました。
頑張らなくていい, 克服, 退職, 仕事

21、体験談の最後に

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