坐禅で不眠・うつ・パニック解消

~必要のないストレスから解放されるために~

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2、初めての精神疾患

      2015/11/06

僕の精神疾患は、30才の時に起こった不眠症からのスタートでした。

当時僕は実家から離れて暮らしていましたが、ある理由によって一時的に実家に引っ越す事になりました。

今までは会社まで車で45分程で通えていたところが、この引越しによって1時間40分もかかるようになってしまいました。
その分睡眠時間が減ってしまいましたが、これが不眠症の原因ではありませんでした。

当時僕が実家で生活していた部屋の隣には、仕事の関係で生活リズムが昼夜逆転している弟が住んでいました。
その弟がある日風邪を引いて、咳が止まらなくなってしまいました。

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僕が寝る時間になっても、「ゴホン、ゴホン」と隣の部屋から聞こえてきて、止む事はありません。
それでも寝ようとして僕がウトウトして寝付くと、また「ゴホン、ゴホン」と聞こえてきて起こされてしまうのです。
10〜15分おきに必ず咳をする状態が朝まで続いた結果、その日は殆ど寝る事が出来ないまま会社に行く事になりました。

しかしその日会社では、「今日は眠いから、帰ったら早めに寝よう」と考える程度で、特に深刻なものとは考えていませんでした。

ところが、その夜も弟の咳は前日と変わりません。
ウトウトして寝付くと咳で起こされてしまう事が、また同じように起こりました。

とうとう我慢ができず、弟の部屋に行きました。
「咳がうるさくて眠れないから、出来るだけ我慢してくれないか?」

できれば病人の弟に言いたくはありませんでしたが、起こされる事が続いていたのでたまらずお願いしてしまいました。
しかし、咳が完全に止まる事はありませんでした。

さらに、僕の頭の中では「そろそろ咳が出るころかな」と、次の咳を予測して構えてしまって、前日同様にあまり眠る事ができませんでした。

次の日、会社では寝不足によるだるさと頭痛で仕事になりませんでした。
その日は仕事をしながら「今夜はしっかり寝ないと本当にやばいな」と考えていて、会社の帰りに耳栓を買って帰りました。

家に帰って夕ご飯とお風呂を急いで済ませ、布団に入って買ってきた耳栓をして、いざ電気を消して寝ようとしました。
ところが、いつもより緊張していたため一向に眠りに落ちません。
「あー、もう一時間くらい経ったかな。まさか、また今日も寝られないのかな・・・」

少しずつ焦ってきます。
だんだんと心臓の音が速くなってきて、手足が汗ばんで軽い痺れを感じてきます。
そして、耳栓の奥から小さな音でまた弟の咳が聞こえてきました。
「もうダメだ!」
その時は全身に大汗をかき、絶望的な気持ちに陥ってまたしても朝まで殆ど寝る事ができなかったのです。

次の日は仕事中に、「今夜は寝られるのかな。それともまた寝られないのかな」とそんな事をずっと考えていて、終日恐怖と不安で落ち込んでいました。

3、初めての薬

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