坐禅で不眠・うつ・パニック解消

~必要のないストレスから解放されるために~

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デパスが止められない理由と僕が止めた方法

      2016/03/10

不眠症、うつ病、パニック障害、またそれらに関する精神的疾患によって駆け込んだ心療内科から初めてデパス(エチゾラム)を処方してもらい、その絶大なる効果に何度も助けられていくうちにデパスを止める事ができなくなってしまった人が多くいると思います。

僕の場合は不眠症がきっかけで心療内科に行き、その病院から複数の薬を処方してもらった中で一番自分にあった薬がデパスでした。

僕は症状がひどい時期は毎晩0.5mgのデパスを寝る前に飲んでいて、さらに夜中の3時~4時に必ず中途覚醒で目が覚めてしまっていたので、その時にまた追加でもう一錠同じものを飲むという事を毎日繰り返していました。

そして、その時期には不眠だけでなくパニック発作も併発するようになり、デパスを昼間にも飲まなければいけなくなるところでなんとか踏みとどまる事ができ、その後療養に専念する事でデパスを完全に止める事ができました。デパス, 止める

なぜデパスを止める事は難しいのか

僕が簡単に止める事ができなかった理由は、圧倒的な信頼感があの薬にはあったからです。

僕がデパスを飲むときには不安な気持ちが自分の心を支配していました。
その不安に打ち勝つ方法は、デパスを飲む事しか知りませんでした。

そして、デパスが自分の不安をきれいに取り除いてくれると、今度はそれを「あて」にしようとしてしまいます。
この、「あて」にしてしまう事が非常に良くない事だと思いました。

なぜなら、知人やカウンセラー、そして薬など含めた自分の外にある物に依存してしまう事は、自分を信じていない状態と言えるからです。
治った今だから言える事は、デパスに打ち勝つには自分に自信を持って自分でコントロールする方法しかないと感じています。

僕が自分に自信を持つという過程で一番の障壁となっていたのが、このデパスを「あて」にしてしまっていたという事でした。

不眠症のために飲んでいるデパスを止めるには

僕の場合、デパスを止めようと思ってからやっぱりまたデパスが飲みたいと思った時は、「ここは我慢して飲まないで、逆にとことん症状を悪化させよう」と思っていました。
要するに、自分はデパスが無ければどれだけ症状が悪くなるのか見てみようと思ったのです。

毎晩寝る前に飲んでいたデパスを急に止めてみると、寝付くのに2時間程かかり、さらに中途覚醒で夜中にまた2~3時間程起きてしまい、朝は明るくなるともう寝られないという事が起こりました。

次の日は寝不足なのでうつ状態が強く出ますが、その夜もまた飲まないでどれだけ寝られないのか見てみるという事を続けてみました。

すると、3日目くらいから疲労が限界に達して、前日と比べると少しずつ合計睡眠時間が増えてきました。

だんだん睡眠時間が増えてくると、「自分は少しずつ寝られる時間が増えてきたな」と感じる事ができ、結果として寝る前に感じる不安も少なくなってきました。

このように不安が少しずつなくなっていくと、最終的に待っていた感情は自信でした。

もしもの時のためにすぐにデパスが飲めるようにと、長い間枕元に用意していたデパスは引き出しにしまいました。
引き出しを閉める時も、「もう自分は大丈夫だ」という感情が確かにありました。

そして、もしまたデパスを飲みたいと思う事があっても、自分はこの方法でデパスを止められる事をすでに知っていると思う事で、また飲まなければいけない状況になる事に対して恐怖感はもうありません。

“止められる方法を知っているのにまた飲む事が恐くない”とは少し矛盾があるように感じますが、心の底にある感情はどんな状況になったって恐くないという気持ちです。

そんな自信を持ち始めてからすぐに断薬に成功していきました。
不眠症だった当時の恐怖体験談

パニック障害のために飲んでいるデパスを止めるには

不眠症のために飲んでいるデパスを止めるのも大変な事ですが、パニック発作を抑えるために飲んでいるデパスを止める事も大変な事だと思います。

パニック発作の場合は、発作に対してのトラウマが強い事、みんなの前で発作が起こる事の恥ずかしさ、そしてコントロール不能に陥る事に対しての恐怖があると思います。

しかし、本当にコントロールする事はできないのでしょうか。
僕はこれを確かめるべく、恐いと思った場所へと自ら向かっていきました。

最初に駅に行って電車に乗りましたが、やはり発作が起こり始め、途中で降りて駅のホームで1時間程休む事がありました。

休んでいる間は、手足の痺れなどが伴う発作が起こったり治まったりを繰り返していましたが、結局救急車で運ばれるような事にはならないうちに完全に治まりました。
そしてまた電車に乗って、最終的に目的地に着く事ができました。

この時の事を、自分自身をコントロールできたと思うようにしました。
救急車に運ばれる事なく、自分で休んで気持ちを整えて目的地に着く事ができたという事はもう立派な成功です。

これから同じように電車の中でおかしいと感じたら、ただ電車から降りて休めば良いだけです。
このように考えられるようになってから、自然と自信が付いてきてパニック発作が起こらなくなりました。

不眠症の時と共通する点は、薬を飲まない状態で自分はどうなってしまうのかという事を恐れないで見てみる事が重要なのだと思います。

なぜなら、「デパスを飲まなかったら○○になってしまう」という想像は、実際に起こる事よりも大抵大げさだと思うからです。
その実際に起こる事を知る事で、それが経験になり、自信へと繋がっていくのだと思います。
初めてのパニック発作によって外国で救急車に乗った体験談

うつ病のために飲んでいるデパスを止めるには

僕はうつ症状がひどかった時期はありますが、それを抑える目的でデパスは飲んでいませんでした。
なぜなら、寝る目的以外でデパスを飲みたくなかったと思っていた事と、一般的にうつ病で苦しまれている人と比べるとそれ程深刻ではなかったからかも知れません。

何れにしても当時のうつ症状は僕にとっては深刻でしたが、自分の症状が良くなってきたと感じるようになった原因は小さな幸せを見つける事でした。

僕がうつ症状がひどかった時は、ほとんど生きていく希望を失いかけていました。
自分はもうダメだ、これ以上自分の周りの大切な人達を悲しませるような事はしたくない。
そう考えると自分の全てに対してどんどん自信が無くなっていき、目の前にある小さな幸せに気が付く事余裕すら無くなっていました。

ところが、実際はその時期はすでに家族と一緒に毎日暮らしていたので、落着いてよく考えてみればこれはとても幸せな事です。
今日寝れば明日また家族に会えるという当たり前な事に対して、出来る限り幸せを感じるようにし、また感謝するようにしました。

その上、考えてみれば自分より不幸な人だってこの地球上に大勢います。
それに比べたら自分はすでにどれだけの幸せを掴んでいるのか、そう考えると「もう少し頑張ってみようかな」と、少しだけ元気になってくるのが分かりました。

しかし、うつ病の症状はとてもそんな気になれない時もあるという事は僕には分かります。
ただでさえポジティブな気持ちになる事が難しい時に、頑張ってポジティブになってさらにそれを持続するのは簡単な事ではありません。

なので、始めは小さな幸せを感じる事だけに集中できれば十分だと思います。
その幸せが感じる事ができれば、「この幸せのためにがんばって行こう」と思える原動力になり、苦しんでいる本人がこのようなポジティブな気持ちになる事がその周りにいる人にとってどれだけ喜ばしい事なのかも同時に分かると思います。

また、僕は当時こんな自分に自信を持つ事なんてできないと思っていましたが、カラ元気を付ける練習を続けていたら少しずつ自信はついてきました。
ネガティブな気持ちが襲ってきたら多少強引にポジティブな気持ちに持っていくように心掛ける事も必要です。

そのような事が自然と出来るようになってきた時、もうデパスの必要はなくなっていると確信しています。
うつ病を自覚した瞬間の恐怖体験談
デパス, 止める, 克服このように、いずれの症状でもデパスを止める事は簡単ではないし、自分が受身の姿勢では改善する事は難しいと思います。
時には自分自身の行動や考え方を変えてみて、そして新しい自分を発見するという事が必要なのだと思います。

新しい自分を発見するには、自分自身を一度しっかりと見つめてみる事も大切な事です。
これからも長い人生ですので、その中のほんの15分だけでも静かに坐ってみると、様々な事が分かってくるかもしれません。

坐禅について

※医師から処方された薬を止める場合は、必ず医師に相談してから行ってください

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